raba777のサッカー分析blog

論理的思考でサッカーを分析します。主に日本代表、海外サッカー、Jリーグのマッチレポートを行います。

2016 Jリーグ日程発表

皆さんこんにちは。

昨日、2016シーズンのJリーグ試合日程が発表されました。

www.jleague.jp

 

昨年はJ1において最終節の優勝、降格圏の大逆転はありませんでしたが、ガンバ大阪FC東京を最終節で抜いて3位になり、チャンピオンシップ出場を決めました。チャンピオンシップがかなり面白かったのもあって、シーズンが忘れがちですが、ぜひ白熱したシーズンになってほしいと思います。

さて、日程についてですが、浦和レッズを中心に終盤が面白いことになっています。

9月17日(土) vsFC東京
9月25日(日) vsサンフレッチェ広島
10月1日(土) vsガンバ大阪

この昨シーズンの4強が戦う3戦は見応えがありそうです。特に浦和レッズは昨シーズン後半失速して、2stではサンフレッチェ広島ガンバ大阪には負けていますし、この山が今年は重要かなという感じです。

更にですが、ACLの準々決勝が9月13(14)、20(21)日ナビスコの準決勝が10月5、9日に予定されているので、もし全タイトルを狙うとなるとこれらのチームは非常に厳しくなります。それを考えると、層の厚さで他クラブをリードしているガンバ大阪と浦和には特に、ACLにも力を入れてほしいところです。

前の記事で書きましたが、

2016 サッカー日本代表スケジュール まとめ - raba777のサッカー分析blog

 9月、10月には日本代表戦も予定されているので、毎年のことですが、日本代表に主力を取られるチームも出てきますので、ぜひ各クラブ、若手を育てながら総力戦で戦ってもらえるとリーグ戦が白熱すると思います。

J1開幕は2月27、28日ですのでお忘れなく。今回はこの辺で。ではでは。

2016 AFC U-23選手権決勝 日本vs韓国 の展望

皆さんこんにちは。カタールが暖かそうで羨ましいです。

本日は土曜日に控えたAFC U-23選手権決勝の 日韓戦の展望を見ていきたいと思います。正直、リオデジャネイロ・オリンピックの出場権は得ているので、準決勝までのドキドキがないのがホッとするというか、残念というか微妙な心境です。ですが、両国ともに優勝して大会を終えたい気持ちは一緒でしょうし、3位決定戦のときのためにお互いを研究しているので良い試合になるのではと思います。

簡単ですが、試合の注目点を見ていきましょう。

韓国vsカタールの分析

韓国と言えば、攻撃ではロングボール、守備もしつこく激しいプレスといったイメージですが、今大会のU-23はかなり違います。準決勝カタール戦を見ていきます。

フォーメーションは3-4-3で、かなり両サイドが高めに張っており、前の3人は中に絞っているという戦術が見られました。また、フォーメーションは守備時には4-4ブロックになっていました。ただ、フォーメーションはかなり流動的で攻撃時ほぼ2バックになったり、4-4-2のまま攻撃したりと多彩です。以下の記事でも何個かフォーメーションがあると韓国の監督が語っているので注意が必要です。

韓国 地元カタール3発粉砕!8大会連続で五輪切符獲得 ― スポニチ Sponichi Annex サッカー

韓国の長所は 攻撃陣の連携、短所は守備ラインのクロスへの対応

韓国の一番の長所は攻撃陣の連携といえます。カタール戦でチャンスになっていた多くの場面で3トップがアタッキングサードで良い距離関係を保っています。前半12分に、守備からの縦パスからチャンスになっていますが、このときにも前線の3人はかなり距離感が良いです。後半10分、23分のチャンスも同様です。後半43分の勝ち越しシーンでは5人もの選手がペナルティーエリア内にいます。かなり攻撃に比重を置いているチームです。(どこかで見たことがあるような…)

ウィークポイントは、前半17分の距離のあるフリーキックのセットプレーや、後半34分の失点シーンのようにクロスへの対応がよくありません。見ている限り、あまりCBが速く弾道の低いクロスに強くないのでは…と言った感じです。
加えてですが、(特に両サイドが)攻撃に比重をおいているので、カウンターにもあまり対応できていません。後半28分、35分などでは決定的なシーンまで持って行かれました。

注目点:守備の日本と攻撃の韓国、主導権はどちらに?

このように攻撃的な韓国に対し、日本はどちらかというと守備的なサッカーをしています。日本は準々決勝イラン戦、準決勝イラク戦ともに、前半や後半の最初に決定機は少なく、固く試合に入っています。

しかしながら、日本もいわゆる「退屈な」サッカーをした北朝鮮戦と比べれば、かなりボールもつなげていますし、ゴール前の迫力も出ています。手倉森監督もイラク戦では前半に2点とる計算だったと試合後の会見で話していますし、プレッシャーという固さの取れた決勝戦では、もう少し思い通りの攻めができるのではないでしょうか。

となると、主導権がどちらになるかがポイントになります。日本が相手の攻めを封じて良い攻撃ができるか。それとも韓国がバイタルエリアで暴れるのか。日本は韓国のリズムに合わせてはいけません。

日本はバイタルを塞げ

日本が韓国の攻撃を不発にさせる鍵は、CBとボランチにあります。いかに韓国の3トップに前を向いてプレーさせないか。CBはまずミスをしないのと、相手センターフォワードにプレッシャーをかけ続けることが大事です。そして、恐らくですが、怪我の影響もあり、守備で働きまくってきた遠藤が、決勝はベンチスタートになる可能性もあります。そうなると、先発する他のボランチたちの守備面での働きがまず重要になります。そうして中央を制圧すれば、相手のパスワークでの中央突破という怖さは防げるはずです。

攻撃面では、やはりサイドでしょうか。相手のサイドも高い位置をとってくると思うので、回数は多くないと思いますが、SBの攻撃参加から点がとれると良いです。後は浅野を中心としたカウンターに期待しましょう。

勝ち進んだことで、選手にチーム戦術への自信がかなりついてきたと思いますので、更に良い試合をしてくれると思います。日本代表にあまり見られなかった我慢強さもありますし。ぜひ優勝して、帰ってきてほしいです。

今日はこの辺で。ではでは。

2016 サッカー日本代表スケジュール まとめ

皆さんお久しぶりです。久しぶりの投稿です。

2015年はいまいち日本男子サッカー界には良い出来事がありませんでした。
しかし、昨日U-23リオ五輪出場を決定したということで、2016年はまた良い年になる予感です。

 サッカー日本代表の主なスケジュールはこんな感じです。予定は開けておきましょう。


3月24日(木):W杯アジア2次予選 vsアフガニスタン代表(H)
3月29日(火):W杯アジア2次予選 vsシリア代表(H)
5月18日(水)-29日(日):U-23 トゥーロン国際大会(フランス)
6月3日(金)、7日(火):キリンカップサッカー2016(H)
  参加国…日本、デンマークブルガリアボスニア・ヘルツェゴビナ
8月4日(木)-20日(土):リオデジャネイロ・オリンピック
9月1日:W杯アジア最終予選
9月6日:W杯アジア最終予選
9月15日(木)-10月1日(土):AFC U-16選手権インド2016
10月6日:W杯アジア最終予選
10月13日(木)-30日(日):AFC U-19選手権バーレーン2016
11月15日:W杯アジア最終予選
 (詳しくは日本サッカー協会ウェブサイトでご確認を。)

個人的に一番楽しみなのはやはりリオ五輪です。ブラジルは2年前のW杯でグループステージ敗退に終わった地ですから、U-23にはその借りを返して欲しいです。2年前はブラジルの暑さや湿気に対するコンディション調整失敗、といった協会のミスもあったのではないかということで、そこらへんには気をつけてもらいたいです。ぜひ4年前と同様、準決勝まで行って6試合戦ってくれることを期待です。

その他ですと、キリンカップは2試合しかできませんが、久しぶりのアジア以外の国との試合です。U-17、U-20W杯の予選でもあるU-16、U-19選手権もいい結果を期待しています。昨年の両アンダー世代のW杯はどちらも予選敗退で出場できず、特にU-16では監督が、ポゼッションサッカーで世界に挑んでいた吉武博文前監督から森山佳郎監督へと変わりました。4年後の東京五輪でも活躍が期待される世代ですので、ぜひどちらもアジア予選を突破して世界への挑戦権を得てほしいです。

日本代表以外ですと、6月にEURO、コパ・アメリカが開催されます。正にサッカーづくしの年になりそうです。

2016年もサッカーを楽しみましょう。ではでは。